「携帯電話やスマホのケースが欠けてしまった」、「アクセサリーが壊れてしまった」などなど、日頃の生活でモノが欠けて壊れてしまったときに重宝するのが接着剤。しかし、せっかく接着剤で修理したのに、使っているうちに再び取れてしまった・・・ということありませんか?
実は接着剤はその使い方で“接着する力”が大きく変わります。そこで今回の「スゴ技Q」は、誰しもが勘違いしそうな接着剤の誤解や、接着力をアップさせる正しい使い方。さらには、裁縫が苦手なママさんにうれしい“布に使える接着剤”や、女性の多くが悩みを持っている“つけまつげ用の接着剤”の正しい使い方など、知れば一生役立つ接着剤に関するスゴ技をご紹介しました。
■瞬間接着剤
一般的な接着剤は乾燥させることで固まっていきますが、瞬間接着剤は実はメカニズムが全く違います。物体の表面に微量に付着する“湿気”に反応して固まります。
そして、この反応をするために必要な“湿気”の量は、瞬間接着剤の量に比例するのです。そのため、瞬間接着剤を多量に塗ると・・・実はなかなか固まらない!という現象が起きます。
瞬間接着剤を使いこなすポイント
接着剤における失敗の多くは、実は「塗りすぎ」にあります。
瞬間接着剤で早く確実に接着するには、10円玉の面積に対して1滴が適量。
湿気を利用したテクニック
瞬間接着剤を塗る前に、接着面に「ハァ~」と息をふきかける。
こうすることで、湿気の量を増やして、より確実に接着できるようになります。
※製品の使用上の注意をよく読んでから行ってください
<取材協力>
東亞合成 株式会社 安藤裕史さん
■ゴム・皮用の接着剤
靴や、ベルト、革製のカバンなどの修理に使う「ゴム・皮用の接着剤」は、きちんと使わないと強度に大きな差がでます。1番勘違いしやすいのは、多くの製品に「速乾」と書かれているため、塗ったあとにすぐに貼り合わせてしまうこと。しかし、このタイプの接着剤は、乾燥させて中の溶剤を揮発させてからでないと接着力は低くなります。
正しい使い方
1.接着したい面の両側に接着剤を薄く全面に塗る。
2.貼り合わせることなく、そのまま5~10分乾燥させる。
3.付属のヘラなどで接着剤を触ってみて、ベトベトしてなかったらOK。
4.圧力をかけてギュと貼り合わせる。
<取材協力>
セメダイン株式会社 秋本雅人さん
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2013年9月24日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20130924-a-002.html