“ストーカー”と聞くと、男性が女性につきまとうイメージがありますよね。でも、女性が男性をストーキングする場合も少なくないとか…。
『あなたがストーカーになる日』(廣済堂出版)などの著書を持ち、10年以上にわたりストーカーに関する相談を受けているNPOヒューマニティのカウンセラー・小早川明子さんによると、「ストーカー被害の相談者の半数は男性ですよ」とのこと。
「実は、男性ストーカーによる被害より、女性ストーカーによる被害の方が深刻な場合も多いんです。というのも、男性ストーカーは自宅で待ち伏せしたり、ケータイに何回も電話をかけたりと、プライベートな部分を主に狙ってきます。それに対して、女性ストーカーは男性の会社の前で待ち伏せしたり、会社に電話をかけてきたりする傾向があるんです。つまり、男性にとって最も重要な“仕事”を妨害しようとする。女性ストーカーは男性の“アキレス腱”を狙うんですよ」
実際のストーカー被害として、女性が男性の会社に「私は〇〇さんにひどいことをされた」という電話を連日かけて業務妨害をしたケースも。結果、男性は上司から辞職を促され、会社を辞めるハメになったという。
ここまで来ると、正直シャレになりません…。深みにハマる前に、ストーカー化しやすい女性を見極める方法ってないんですか?
「私はこれまで1500件以上のストーカー被害の相談を受けてきて、ストーカー女性との面談も行ってきましたが、ストーカー化しやすい女性には共通点がありますね。大きな特徴としては、過去のツラい恋愛経験により、男性に対して不信感を持っていること。男性を信用できないので、ケータイをチェックしたり、『今日なにしてたの?』というメールを頻繁に送って、監視しようとしたりするんです。男性の交友関係まで把握しようとするので、Facebookをチェックしている場合も多いです。知らないうちに、自分の友達と彼女がFacebook上で“友達”になっていたら、ちょっと気を付けた方がいいかもしれません」
さらに、仕事がうまくいっていなくて「仕事の愚痴、上司の悪口が多い」というのも特徴だそう。
「一生懸命に仕事を頑張っていても職場で報われない、という女性は男性に癒やしを求め、依存しがち。それでも、男女間がうまくいっている時はいいのですが、男性に冷たくされたり、別れを切り出されたりすると、『傷つけられた…!』と逆上して、ストーカー化するケースがあるんです」
ただ、そうやって男性に依存する一方で“男性に媚びる女性”を嫌う傾向もあるのだとか。
「これは完全な同属嫌悪ですね。男性に媚びる女性を見ると、男性に依存する自分を投影してしまうんです。そのため、男性の前でキャピキャピしている女性タレントやアイドルをテレビで観て、やたらと悪口を言ったりも。女性と一緒にテレビを観ていて、こういう面があったら要注意かもしれませんね」
小早川さんいわく、ストーカー化する女性の根本には“自信のなさ”があるとのこと。それゆえに「男性を縛り付けようとするし、他人を過度に批判して自分を守ろうとする」のだそうだ。
「ストーカー気質がある女性は、ブランドもので着飾ったりして、すごく外見には気を遣います。これまで私が実際に会ったストーカー女性も、一見すごく魅力的な人が多いんですよ。でも、その外見に惑わされないことがストーカー被害を防ぐ第一歩かもしれませんね」
小早川さんのアドバイスをもとに、「ストーカー化しやすい女子」のチェックリストを作ってみた。試しに、自分の彼女をチェックしてみてはいかがだろうか。
□「今日なにしてる?」など近況を探るメールを1日に3件以上送る
□SNS上で知らないうちに自分の友達に友達申請している
□仕事の愚痴、上司の愚痴が多い
□テレビを観ながら女性アイドルの悪口を言っていることが多い
□付き合ってすぐに、結婚など将来のことを話したがる
□「言葉にしなくても態度でわかって…!」とよく言う
□ブランドもので着飾っている
□過去の恋愛のことを話したがらない
もちろん、これらの条件に当てはまる女性がすべてストーカー化するわけではないが、その危険性はあるということ。男性諸君、ご注意を…!
(オカモト犬助/short cut)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20131009-00032616-r25