インターネットを使用した新しいビジネスの企画・開発・運営を行なうブラケットは、「足のトラブル」に関するアンケート調査を女性481名に実施した。女性なら気になる方の多い足の「むくみ」や「冷え」。特に、今年の夏は、エアコン冷えに悩み、ますます「むくみ」や「冷え」を助長されたという方も多いのではないだろうか? そこで、アンケート調査結果とともに、今人気のオーダーメイドシューズや、専門家に聞いた足のトラブル改善法などを紹介しよう。
■女性の約半数が足の「むくみ」「冷え」に悩んでいる
足に関するトラブルや悩みを質問したところ、一番多かった回答が「靴ずれ」56.8%、次いで「角質のザラザラ」50.7%、「むくみ」50.1%、「冷え」47.0%、「足裏や指のタコ・魚の目」37.8%という結果になった。足に合わない靴を履くことによる「靴ずれ」はもちろんのこと、「むくみ」や「冷え」など内面的な悩みも多く見られることが判明。また、女性の約4割が「タコ・魚の目」に悩んでいることが見て取れるなど、全体の実に約9割の女性が何かしら足に関するトラブルや悩みを抱えていることが明らかとなった。
■足にトラブルがあっても約4割の女性が「特に何もケアしていない」
そうした足のトラブルに対してどのような解決方法をとっているのか? 一番多かった回答は「特に何もしていない」37.8%となり、トラブルをどのようにケアして良いのか分からなかったり、つい放置してしまう女性も多いのでは? ということが予想される。足と靴の関係はというと「自分の足に合わない靴を履いたことがある」女性は実に86.1%に上り、足に合わない靴を履き続けたことのある女性は全体の60.7%という結果となった。多くの女性が足に合わない靴を履くという経験があることがわかる。
■「足に合わない靴」を履いている女性のうち約6割が足の「冷え」に悩んでいる
全体の約5割の女性が悩んでいた冷えだが、靴との相関関係はあるのだろうか。「足に合わない靴を履き続けたことのない方」のうち、冷えに悩んでいる女性は33%だったのに対し、「足に合わない靴を履き続けたことのある方」の同割合は56%とおよそ2倍となった。足に合わない靴を履き続けたことのある女性ほど、冷えに悩んでいる方が多い傾向にあることが見て取ることができた。
■足に合わない靴を履いている女性のうち約半数が「もったいない」という理由
女性はなぜ無理して足に合わない靴を履くのか。「自分の足に合わない靴を履いたことがある」と回答した女性にその理由を聞いてみたところ、「せっかく買った靴なのにもったいないから」43.7%という回答が一番多い結果となった。一方で「ぴったり自分に合う靴がなかったから」と回答した人は6.2%にとどまっており、決して足に合う靴がなかったわけではなく、デザインなど見た目が気に入った靴が自分の足に合わなくても買ってしまう……という女性も多いのではないだろうか。
左右の足のサイズについて質問したところ、「同じ」と回答した人は33.9%にとどまり、「異なる」方が26%、さらに「わからない」と回答した人が40.1%と一番多い結果となった。左右で足のサイズが異なる場合、既成の靴で自分に合うものを見つけるのはなかなか難しいようだ。
そして、本当に足に合った靴の選び方を、シューフィッターの高橋氏に伺った。
◎足に合った靴を選ぶ時のポイントは?
靴の中でも、サイズ感が大事なのが圧倒的にパンプスなので、今回はパンプスを選ぶ時のポイントをお話します。多くの方が、パンプスを選ぶ際に無意識に行っている間違いが「最初につま先から合わせること」。パンプスは、スロープと呼ばれる部分のみで足を支えているので、まずはかかとから足を合わせ、一般的にはつま先が0.5cmほど空いている状態がベストです。0.5cm空いているというのは、パンプスをはいた状態で指先を押さえた時にパンパンにきつくないという感じです(※つま先が長いタイプのパンプスなどは例外となります)。
◎足に合わない靴を履くことと、足の冷えやむくみは関係がある?
あります。足に合わない靴を履いているということは、多くの場合、靴が足にフィットせず、足の裏の筋肉をほとんど使っていない状態です。本来の人間の歩行は足の裏の筋肉をしっかり使うもの。ここの筋肉が使われていないと、血行が悪くなり、老廃物がたまりやすくなり、足の冷えやむくみに繋がると考えられます。また、足に合った靴を履くことは姿勢の良さにも繋がるんですよ。靴は毎日、身体全体を支える、とても大事なものです。ぜひ、ご自分の足に合うかどうかしっかり選んでいただきたいと思います!
次に、シロノクリニックの卯辰先生に女性が悩まされる「魚の目」についてご教授頂いた。
◎足のトラブルでもおよそ4割の女性が悩んでいる「魚の目」とは?
魚の目は、外部からの刺激を慢性的に受けることによってできやすい皮膚の病変です。足の裏や足の指の背などによく見られます。角質化した皮膚が、皮膚の深部にまで円錐状に食い込み、がっちり根づいた状態で、それが魚の目玉のように丸くなった形をしているところからつけられた名称です。形状はタコやマメと似ていますが、大きな違いは、圧迫すると非常に強い痛みを伴うことです。
◎「魚の目」の治療法、予防法は?
切除手術は傷跡が残りやすく、液体窒素は通院回数が多いという点から、魚の目にはレーザー治療がお勧めです。イボ・盛り上がり・魚の目部分だけを蒸散させて取り除くことができ、出血もほとんどなく、跡も目立ちにくく、レーザー治療はお勧めの治療法と言えます。魚の目が出来る一番の原因のひとつは、サイズの合わない靴を履いていることです。魚の目の予防法としては、自分のサイズにあった靴を選ぶのはもちろんのこと、ヒールが低い靴やクッション性の高い靴などに変えることをお勧めします。また、ビタミンAが不足してしまうと感染症への抵抗力が低下してしまいますので、うなぎ・春菊・鶏や豚レバーなどビタミン Aを多く含む食材をしっかりと摂取することも大事です。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2013年7月5日~7月8日
調査対象:女性481名
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130909-00000301-dime-sci