[ カテゴリー:医療 ]

ささいなことでイライラする40~50代男性こそ、男性更年期障害に注意

マーケティングリサーチ会社のシタシオンジャパンは、全国主要都市の40~50代男性の職場・家庭におけるストレスの状況と、この世代を夫/上司に持つ女性に対して、彼らの印象について調査を実施した。40代~50代男性に対し、「今の生活でイライラすることはありますか」と聞いたところ、63.8%が日常的にイライラしていることがわかった。

また、20代~30代の頃とイライラの頻度を比較してもらったところ、「増加した」という回答が66.4%にも達した。「イライラすることで、家庭や仕事において支障をきたしているか」と尋ねたところ、家庭では41.7%、仕事でも50.7%が支障になると回答。職場ではイライラすることにより、どのような支障をきたすのか聞いたところ、「業務に集中できない」が49.2%と、約半数の人が回答し、「コミュニケーションがうまく取れない」との回答も43%に上った。他にも、「やる気が低下しているように感じる」56.9%、「ささいなことでイライラしてしまう」51.6%、「自分に対し、自己嫌悪に陥る」51.8%と、いずれも半数以上が感じており、浮き沈みが激しく、メンタルバランスを崩している様子が浮き彫りとなった。

◎『イラフォー』『イラフィフ』に対する、妻や女性部下の厳しい評価も明らかに

40代~50代を夫に持つ主婦300人に「イライラした夫との生活に不安を感じるか」と尋ねたところ、「不安を感じる」と42.3%が回答。また、「夫に対し、嫌悪感を抱くのはどのようなことか」の問いには、「話し方・言い方」64.4%、「すぐイライラすること」35.1%と回答しており、イライラした夫の言動・態度を最も嫌だと感じていることがわかった。

40~50代男性に上司を持つOL(258人)の意見は、さらに厳しいもので、イライラする上司を見て、「上司として尊敬ができない」72.5%、「嫌悪感を感じる」67.7%、「みっともない」64.3%と、いずれも多くの人が否定的な意見で回答しており、厳しい環境に身を置く彼らへの同情心はあまり持っておらず、厳しい眼差しが送られているようだ。自身のみならず、家庭でも職場においても、周囲に与える影響が大きいことを考えると、イライラしやすい体質の改善が求められているといえる。

◎日常的に継続するイライラは、男性ホルモンの減少を誘発。『イラフォー』『イラフィフィフ』は『男性更年期障害』の近道に

今回の調査結果を受けて、男性医学の権威である順天堂大学医学部・大学院医学研究科の堀江重郎教授堀江重郎教授は以下のようにコメントしている。

「家庭や仕事とあらゆる面で責任が大きい彼らが感じやすい過度なイライラは、男性ホルモン(※1)の減少が原因で50代から発症しやすい『男性更年期障害』を誘発してしまう可能性があります。イライラは、男性ホルモンの分泌を抑制してしまう働きを持つことから、40代でも『男性更年期障害』を発症する可能性があります。また、イライラが『男性更年期障害』の初期症状ということを認識することで予防にもつながります。予備軍ともいえる『イラフォー(40代男性)』『イラフィフ(50代男性)』世代の方は、障害になる前にイライラを軽減させる工夫が必要です」

※1 男性ホルモンの一つ(テストステロン)を示す。この『テストステロン』の分泌が抑制されると、やる気がなくなる・睡眠障害・大量に発汗する・勃起障害など具体的な症状が体に現れてくる。『男性更年期障害』は、この『テストステロン』が減少することにより引き起こされる。

◎「イライラ」の軽減には、リラックス成分『テアニン』がおすすめ

『男性更年期障害』の予防策について、国立精神・神経医療センター神経研究所疾病第三研究部部長功刀浩先生に聞いたところ、

「イライラを解消するには『抹茶』を摂取することがおすすめです。『抹茶』には、自然界ではアミノ酸の一種で、お茶にしか含まれていない貴重な栄養成分『テアニン』が最も多く含まれています。その優れた効能の1つに『イライラの軽減作用』があります。脳の神経細胞は、神経伝達物質によって情報を伝達します。脳の主要な神経伝達物質はグルタミン酸ですが、『テアニン』はグルタミン酸と構造が似ていることにより、神経細胞の過剰な興奮を調整すると考えられます。グルタミン酸以外の神経伝達物質を調節する作用もあり、それらの総合的効果によって、イライラの軽減効果が得られると考えられます。

『テアニン』は、やる気など物事への意欲を高める働きを行うドーパミンの放出を増やしたり、記憶力に関し、重要な役割を果たす神経栄養因子を増やしたりすることも分かっており、毎日、適度に『抹茶』を摂取すれば過度なイライラ状態に陥りやすい40~50代の男性の『男性更年期障害』への予防としても有効ではないか。具体的な対策として、純粋な『生茶』は、なかなか摂取するハードルが高いので、市販の『抹茶』を含む飲料/食品などで日々、継続して摂取するとよいでしょう。例えば就業中や会議中のシーンでもコンビニエンスストアなどで販売されている『抹茶』入り飲料(お茶など)を飲むことで、手軽に取り入れることが出来ます」

と解説した。

■調査概要
「職場・家庭における40~50代男性のストレスレベルに関する調査」及び「ストレスを感じている40~50代の男性を夫/上司に持つ女性の反応調査」
調査方法:インターネット調査
調査実施会社:シタシオンジャパン
調査実施期間:2013年5月2日~5月6日
調査対象:
1.全国主要都市(東京23区・名古屋市・大阪市・福岡市近郊)在住の40代~50代の既婚者サラリーマン1000名
2.40代から50代のサラリーマンを夫に持つ、主要都市(東京23区・名古屋市・大阪市・福岡市近郊)在住の20代~50代女性300人
3.40代から50代のサラリーマンを上司に持つ、主要都市(東京23区・名古屋市・大阪市・福岡市近郊)在住の20代~30代の女性300人

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130906-00000302-dime-sci

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