三条市の80代の女性が親族を名乗る男らに現金1000万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査を進めています。
29日午前11時半ごろ、三条市の80代の女性の自宅に親族を名乗る男から「暑さでぼーっとしていたため、会社の金が入ったカバンを駅に忘れてしまった。このままだとクビになってしまう」と電話がかかってきました。さらに、親族の上司を名乗る男から「1000万円が必要だ。代理の者が取りにいく」と電話があったため、女性は現金を用意し、午後5時ごろ、自宅を訪ねてきた男に1000万円を手渡しました。しかし、その後、帰宅した家族に相談したところ、だまされたことがわかり、警察に届け出ました。警察は、詐欺事件として捜査しています。警察によりますと、県内では、今年に入って先月末までに息子や警察官を装い高齢者から多額の現金をだまし取る詐欺事件が83件起きていて、被害総額は、3億4000万円あまりに上っています。警察は「不審な電話がかかってきたら迷わず相談してほしい」と呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034144711.html