国内有数の豪雪地帯、南魚沼市で冬に降った雪を冷房に活用した自習室が25日から夏休みを迎えた子どもたちに開放されています。南魚沼市の南魚沼地域振興局は、650トンの雪を貯蔵する雪室を備えていて、夏の間、中の冷気を庁舎内に送って冷房として使用しています。夏休みには会議室を自習室として宿題や受験勉強をする子どもたちに開放していて、初日の25日は早速、10人ほどの小学生や高校生が利用していました。南魚沼地域振興局によりますと、雪の冷房により室温は25度前後に保たれるということです。
自習室を利用していた高校3年の女子生徒は「涼しくて勉強に集中できます。夏休みが勝負なのでここで勉強して志望校に合格したいです」と話していました。
新潟県南魚沼地域振興局企画振興部の中俣徳栄副部長は「自習室に集まれば家庭での節電にもつながるので多くの人に快適な環境を体験してもらいたい」と話していました。自習室は、8月27日まで、午前8時半から午後5時まで開かれています。
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