22日は「土用の丑(うし)の日」。例年より早く到来した猛暑を乗り切ろうと、各地で大勢の人がウナギを買い求めた。
東京・目黒の専門店「八ツ目や にしむら 目黒店」では、1500匹のウナギを用意。開店の1時間以上前から客が列を作り、辺りには食欲をそそる香ばしい匂いが漂った。同店によると、稚魚の不漁を背景に仕入れ値が高騰しており、6月に1割程度の値上げを余儀なくされたが、採算的には苦しい状態という。店主の松本清さん(51)は「値段が上がっても買いに来てくれるお客さんには本当に頭が下がる」と感謝していた。
この日はかば焼きの大串を2200円、小串を1500円で販売。客の目黒区の池田光子さん(91)は「丑の日にウナギを食べないと夏が来た感じがしない」と話していた。【飯田和樹】
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