[ カテゴリー:生活 ]

猛暑を乗り切る冷感グッズの活用法

地球温暖化やヒートアイランド現象の影響からか猛暑が激しく、冷感グッズが増えています。肌の表面温度は1度下がるだけでもひんやりし、快適に過ごすことができます。そこで、タイプの違う5種類の冷感グッズの冷感の持続性を比較してみました。

試したのは、A=スプレー化粧水▽B=ジェルタイプ▽C=衣類にスプレーするタイプ▽D=衣類にスプレーするエアゾール缶タイプ▽E=シートタイプ(額用)-です。28度の部屋で、塗布前から塗布後30分間の肌のひんやり感と皮膚表面温度を計測しました。

AとBの肌に直接つけるタイプは皮膚温の下がり方は1~2度とやや少ないですが、肌の冷感は30分後も保たれました。Cは衣類にスプレーして間接的に冷やすものです。効果は緩やかですが、5分後に最も冷たくなり、30分後も2度以上低く保たれました。最も急激に冷えたのはDで、いわゆる「キンキンの冷たさ」。一時的に10度近く下がる場合もあります。ただ、冷感の持続性は15分程度でした。Eのシートタイプは、ジェルに含まれた水分が蒸発する際に蒸発熱で体温を下げるタイプです。初めは他の4品ほど冷たく感じませんが、徐々にひんやりし、30分間は1~2度低い状態を保ちます。商品表示には8~10時間持続とあり、長時間はひんやり感が期待できそうです。

AとBのような直接肌に使うタイプは使い方が簡単です。特にスプレータイプは背中などにもつけやすく、子供や中高生も簡単でしょう。Cのシャツなどの衣類にスプレーするタイプは徐々に肌を冷やし、外出の際などにオススメ。Dは最も強い冷感を実感できるので、野外活動やスポーツなど屋外ですぐに冷やしたいときにいいでしょう。Eは長時間使用でき、勉強や仕事の際など長い時間集中したいときや就寝時にオススメです。子供用の刺激感の少ないタイプや首周り用など外出時にも使えるタイプなど種類が多いのも特長です。

消臭効果やフルーツやミントの香りをつけたものもあり、暑さ対策のみならず、臭い対策にも使えそうです。TPO(時間・場所・場合)に応じて使い分け、猛暑を乗り切りましょう。

エフシージー総合研究所 生活科学研究室 www.fcg-r.co.jp

 

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130719/trd13071907240002-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130719/trd13071907240002-n2.htm

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