強い抗酸化作用を持つアセロラ。その効果は肌荒れ防止だけにとどまらない。ビタミンC摂取による風邪対策はもちろん、殺菌・抗菌や免疫増強をもたらし、「疲れやすい」「体が重い」などの症状を改善。動脈硬化や糖尿病予防の効果もあるという。
ビタミンC治療の第一人者で青山ヒフ科クリニック院長、亀山孝一郎医学博士は「風邪は細菌やウイルスが引き起こす。ビタミンCがないと、細胞レベルで細菌などをやっつけるリンパ球や白血球が十分に働かない」と強調する。
亀山医師が世界で初めて行った、患者10人による1日300ミリグラムのビタミンC継続摂取の結果によると、8人が血液中のビタミンC濃度が増加。ストレス指標のコルチゾール濃度は平均16%下がり、幸福ホルモンと呼ばれるエンドルフィンのレベルも約1・4倍増えた。
亀山医師は、ビタミンCの摂取基準についても現代人は少な過ぎる、と指摘する。厚生労働省が推奨する1日100ミリグラム(血中換算100ミリリットル当たり1グラム)は最低限の摂取量で、自身でストレスを感じる人は1日当たり2グラム(血中換算)が必要だという。
ポリフェノールを含んでいるアセロラを摂取すればビタミンCの酸化を防ぎ、ビタミンC効果をより強める。(取材協力 青山ヒフ科クリニック)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130715/bdy13071508350001-n1.htm