ハムスターといえば、「やっぱりヒマワリの種!」と思う人も多いでしょう。でもハムスターはヒマワリの種ばかり食べていても大丈夫なのでしょうか?今回はハムスターのエサ事情について探ってみました!
■ヒマワリの種は確かに好物!でも…
ハムスターにとって、種子類が好物なことは間違いありません。ヒマワリの種、アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃの種…などが大好き。ニオイを嗅がれたら催促されること間違いなしです。
ただし、これらの種子類は、高脂肪&高糖分。ハムスターの小さな体には、食べすぎは毒なのです。うっかり与えすぎると、肥満・皮膚病・肝臓病などを発症する恐れがあります。数日に1回程度、おやつとしてあげるのが良さそうですね。
■メインの食事は?
一般的にハムスターの主食として多く使われているのが「ペレット(人工飼料)」です。ペレットはたくさんの種類が販売されているので、その中からハムスターがよく食べてくれるものを選ぶとよいでしょう。
また、ハムスターは雑食の生き物。水分の少なめの野菜や果物を、更に数日に1回程度、肉や卵の白身、乳製品などの動物性たんぱくも与えましょう。
■ハムスターに与えてはいけない食べ物
ハムスターに与えてはいけない食べ物で代表的なのは、多くの動物にとって毒となる「玉ねぎ・ねぎ・にら・にんにく」。これらには赤血球を破壊する成分が含まれているので大変危険です。また家の中によくあるチョコレートに含まれるカフェインで中毒を起こす危険があるので与えないようにしましょう。
ほかにも、ちょっと意外な感じがする「トマトの葉や茎」「ジャガイモの芽や葉」「アスパラガス」「ワラビ」などの野菜類、果物の種子類、アボガド…など、食べると危険なものが意外とたくさんあります。
更によくあるパターンは、人間が食べているご飯をちょっとだけあげてしまうというもの。チーズやハムなどの加工食品はハムスターにとって塩分濃度の高すぎるものばかりです。またパンなどは頬袋にくっついてとれなくなり、中で腐らせてしまうことも…。これらの食品はあげないようにしましょう。
また「ドングリ」も、芽の部分に含まれる成分で肝臓や腎臓に障害が出ることがあるのでNGです。新しく食べさせる食材は、あげる前に問題がないかどうか、しっかりと確認することが大切なのです。
ハムスターは体が小さく寿命も短い動物。ちょっとした飼い主の不注意が、小さな命を奪ってしまうことにもなりかねません。できるだけ長生きさせてあげるためにも、飼い主が正しい食事の与え方を知ることが大切と言えそうです。
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