アメリカ、ボルチモアで開催された”Sleep 2013″会議で発表されたアメリカの研究結果によると、男性は「寝不足」の時、異性への意識が変わるという。それはお酒の影響下にいるのと同じ効果を持っているというのだ。
米ヘンドリックス大学の研究チームは、60人の男女を対象として以下のようなテストを行った。テストは2回に亘って行われ、1回目では十分な睡眠を取った後、2回目では1晩眠らずに過ごした後にさまざまな質問をして、異性に対する意識を調べた。
例えば、「ある女性が1人でバーに行きます。この女性がエッチの相手を探している可能性はどのくらいでしょう」といった質問を重ねた。
すると、十分な睡眠を取った場合は、男女共にそのバーの女性の性的欲求を「わずか」と判断したのに対し、睡眠不足の場合は男性の方に大きな変化が見られた。女性では回答に変化は見られなかったが、男性はその女性が「エッチをしたいに違いない」と性的欲求を高く判断したのだ。
睡眠不足が、人の判断にネガティブに影響することは既にさまざまな研究で証明されている。しかし、寝不足が男性の異性への性的意識も変化させることは今回の研究で初めて明らかとなった。
「睡眠不足がアルコールのような効果」をもたらすとも学者たちは報告している。眠気が前頭葉の意識判断を狂わせることがこの原因という。
「寝不足により、性的な判断能力が低下し、ゆっくり休んだ状態では絶対しないような決定をしてしまったりするのです」と研究を担当したジェニファー・ペッカさんは述べている。
そのため、「男性の方は、疲れている時に、女子に声をかける場合は、その女子が本当に興味の対象か確認したほうが良いですよ」とアドバイスしている。
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-104981.html