中高年女性の顔のしみが動脈硬化の指標になりうるという調査結果を、愛媛大医学部のグループがまとめた。
4日から大阪市で開かれる日本老年医学会で発表する。
愛媛大皮膚科の宮脇さおり助教らは、同大病院抗加齢・予防医療センターで健診を受けた中高年女性169人(平均年齢65歳)を対象に超音波検査で首の動脈(頸けい動脈)の動脈硬化の状態を調べた。さらに、デジタルカメラで顔面を撮影し、コンピューターでしみの総面積やしわの長さ、肌の明るさ、きめの細かさ、毛穴の数などを詳しく解析した。
その結果、しみの総面積が大きいほど、頸動脈の動脈硬化が進んでいた。しわや肌のきめ、毛穴の数などとは関係がみられなかった。男性では、顔のしみと動脈硬化との関連はみられなかった。
YOMIURI ONLINE
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