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若さのミネラル「シリカ」とは

同窓会や結婚式などで久しぶりに会う友人ほど、若かったあの頃と比較してしまうことはないだろうか。いくらファッションやメイクを頑張っていても女性同士なら「肌がたるんだな」「髪のツヤが無くなったな」など、口に出さないまでも無意識のうちに感じてしまう。

「いつまでも若く見られたい」「できるだけ美しく歳を取りたい」とは大抵の女性が胸に抱いている願望。ここから生まれたアンチエイジングというキーワードは近年、医療や美容・健康分野でも非常に脚光を浴びている言葉だ。

■注目のアンチエイジングミネラル「シリカ」とは?

そんな中、アンチエイジング効果があるとして注目されているミネラルに「シリカ(ケイ素、珪素)」がある。昨今、化粧品に配合されたり、美容皮膚科やエステサロン、ヘアサロンの施術に取り入れられたりすることの多い物質だ。

シリカと言われても耳慣れない人も多いかもしれないが、実は自然界や私たちの体内にも存在するごく身近な成分。地球上で最も多い元素は「酸素」だが、次に重量が多いのは土や岩、植物、水などに含まれるシリカなのだ。

肌のハリや若さに必須のミネラル「シリカ」--エイジングケアで注目集まる

肌のハリや若さに必須のミネラル「シリカ」–エイジングケアで注目集まる

またシリカは、人体においては肌や髪、爪、骨などの組織形成に必須のミネラルとなる。人間は生まれた時からシリカを保有しており、特に多く含まれているのは皮膚。シリカにはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、コラーゲンのあるところには必ず存在する。普段の生活で肌のケアというとコラーゲンの摂取を優先しがちだが、コラーゲンを束ね、密度を上げるシリカも重要視する必要があるのだ。

ところがこのシリカ、実は年齢と共に減小していく。シリカが不足すると、冒頭のように肌のシワやたるみが目立つばかりでなく、爪が割れやすくなったり、髪にハリがなくなったりといった老化現象の要因になる。また、免疫力の低下や骨粗しょう症など、健康面にも影響するとされる。

■現代日本人には、シリカが不足

当たり前のように身近に存在し、老化とも密接に関わるシリカが、なぜ今になって注目され始めたのか?1つには、現代日本人の食生活では摂取しづらい点が挙げられる。

食品のシリカ含有量 (100g中、単位mg)

食品のシリカ含有量 (100g中、単位mg)

シリカは成人の場合、1日約10mg以上消耗する。加えて、加齢に伴う減少と、体内生成できない点を考慮すると、シリカ不足を防ぐには毎日10~20mgを食物から摂取する必要がある。

100g中に特にシリカを多く含有する食品には、きび、大麦、ジャガイモ、小麦など穀物類が多い。日本の伝統的な食生活では比較的シリカが多く摂れていたが、最近では白米や精白パンなど精白した穀類が好まれ、加工食品の利用が多くなったため、シリカの摂取量は減少していると考えられている。

■効率よく摂取するには「サプリメント」「天然水」を

もし、シリカを摂取できる食生活への転換が難しければ、サプリメントで摂取する方法がある。珪藻やスギナを原料にするサプリメントのほか、マルチミネラルのサプリメントにも多く含まれている。

また、含有量が多い天然水から摂取するのも有効。シリカが豊富な岩盤を通って地下水となった天然水は多くのシリカが含まれており、手軽かつ効率良く吸収できると言われている。ちなみに、飲料水中のシリカの少ない地域では、心臓血管病による死亡率が高いというデータも報告されている。

美容効果だけでなく健康に歳を取っていくために、シリカの摂取を意識してみて欲しい。

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