政府の地震調査委員会は、東海地方から四国、九州沖の「南海トラフ」で起きる地震の長期予測について、トラフ全域を通じた発生確率を月内にも公表する。
現在は、トラフを「東海」「東南海」「南海」の3領域に分けて、発生確率を算出している。しかし、100~150年間隔で繰り返してきたマグニチュード(M)8級の地震は、たびたび複数の領域が連動して起きており、領域ごとの予測は実態に合わないと指摘されていた。
国が南海トラフで想定する最大級の地震はM9級だが、歴史上、発生の記録はないため、確率を算出しない。同委員会は、東日本大震災を予測できなかった教訓を踏まえ、南海トラフの予測見直しを一昨年秋から検討していた。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20130518-567-OYT1T00827.html