ボタンの花で知られる佐渡市の長谷寺で、恒例の「ぼたんまつり」が開かれています。
佐渡市長谷にある長谷寺は、1200年ほど前に建立されたと伝えられる歴史ある寺で、昔から薬用としてボタンが栽培され、参拝者にも分け与えられたといわれています。
その「ボタンの寺」として親しまれている長谷寺で、きのうから毎年恒例の「ぼたんまつり」が開かれています。
寺によりますと、ことしは気温が低い日が続き、花の咲き始めも例年より5日ほど遅く、来週には見ごろを迎えるということですが、境内に置かれた鉢植えの色鮮やかな花が訪れた人たちの目を楽しませています。
本堂では琴の演奏が披露される中で茶会が催され、訪れた人たちはボタンの花と優雅な調べを楽しんでいました。
大阪から訪れた60代の女性は、「花はまだこれから見頃ですが、雰囲気を感じました。寺は荘厳な感じで心が落ち着きます」と話していました。
長谷寺の「ぼたんまつり」は12日まで開かれ、地元の鬼太鼓などの郷土芸能も披露されます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034392151.html