中部電力は23日、蒸気タービン内の羽根1枚が折れ、運転を停止している上越火力発電所1号系列1号機(新潟県上越市)を6月下旬に再開するとの見通しを明らかにした。需要が高まる夏場のピークに供給力として組み込めるよう応急対策を施し、安定供給を確保する。
タービンに異常が見つかった1号機のほか、同型で補修中の1号系列2号機や、営業運転開始前の2号系列1号機を対象に、羽根の一部を、蒸気の流れを確保する「圧力プレート」という部品に交換する。
夏場の供給力として1機当たり約50万キロワットを見込んでいる。
1号系列1号機は今月9日に異常が見つかり、運転を止めた。中部電は欠損の原因調査も進め、恒久的な対策を検討する。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130423/ngt13042318540003-n1.htm