韓国の高校としては県内へ初めて修学旅行に訪れている「韓国観光高等学校」(韓国京畿道)の生徒たちが11日県庁を訪れ、森邦雄副知事と高井盛雄教育長を表敬した。県では、国際交流の推進や観光客誘致の一環として、昨年11月に、同校を含む韓国の高校4校の校長らを招へいするなど修学旅行の誘致に本格的な取り組みを始めている。
この日訪れたのは、同校の観光日本語通訳科の1年生31人と引率教諭2人の計33人。同校は2000年創立で、観光分野の人材を育成する私立特性化高校という。8日に空路で石川県に到着し、9日から県内を訪れている。これまで上越市でそば打ちなどを体験した。13日まで新潟市内で学校交流や温泉などを楽しむという。
訪問を受けた森副知事は「皆さんの訪問を契機に、青少年の交流がもっと進めばと期待している」とあいさつした。終了後、生徒の劉定〓(ユチョンホ)さん(15)は「食べ物、特におコメが、おいしかった。機会があれば日本に留学し、将来は通訳として活躍したい」と話していた。
国際課韓国室は「若い人が新潟を知ってもらうことで、国際交流や観光客誘致の将来の種にしたい」と狙いを話す。昨年の校長の招へいでは、豪商の館やアニメ専門学校の訪問、田舎体験や温泉などを紹介した。今後も温泉やコメ、そばなど県内の食文化を中心にPRしていくという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000054-mailo-l15