今夏の世界水泳選手権(スペイン・バルセロナ)の代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権が11日、長岡市のダイエープロビスフェニックスプールで始まった。柏崎市出身で男子100メートルバタフライの日本記録保持者、河本耕平選手(日産サティオ新潟西)が50メートルバタフライ決勝に進出したが4位に終わり、世界水泳選手権の出場枠である2位以内に惜しくも入れなかった。
河本選手は今年2月に相模原市で開かれた日本短水路選手権の50メートル、100メートルの2冠を制すなど、上り調子で大会を迎えた。この日の予選では「余裕を持って泳いだ」と話す通り、全体の6位(24秒32)で通過。「体の状態は悪くない。記録を伸ばせる余地はまだある。しっかり修正したい」と決勝に臨んだ。
決勝では、地元の大きな声援に応えるようにスピードに乗ったレースを展開。しかし、最後の5メートルでもたつき、24秒19の記録で4位にとどまった。河本選手は「予選より気持ちよく泳げた。表彰台に上がれず残念。記録は上がっているので、100メートルでは思い切ったレースができるよう頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。
100メートルバタフライは最終日の14日に予選、決勝が行われる。【湯浅聖一】
4月12日毎日新聞朝刊
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