新潟県南魚沼市欠之上かけのうえの八箇はっか峠トンネルで2012年5月、作業員4人が死亡した爆発事故で、国土交通省北陸地方整備局の事故調査・検討委員会(委員長・今田徹東京都立大名誉教授)は26日、「工事を休止していた冬季の約7か月間にメタンガスが蓄積し、濃度が高まったことが原因」などとする中間報告をまとめた。
ガスに引火した原因については「不明」とした。
中間報告によると、トンネル内では、微量のメタンガスの湧出があるが、換気していたため、ガス測定器では検知できない程度だったと推定。工事休止の間、換気されず、ガスがたまったと考えられるとした。
同整備局は中間報告に基づき、防爆装置の設置など再発防止策を進める。橋場克司局長は「安全を確保し、早ければ夏頃には工事を再開したい」と述べた。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/region/20130326-567-OYT1T01091.html