人材育成に功績を上げた個人や団体に贈られる「第17回米百俵賞」(長岡市米百俵財団主催)の選考委員会が14日、長岡市内で開かれ、社会的弱者を題材にした作品を手がける同市在住のドキュメンタリー映画監督・小林茂さん(58)の受賞が決まった=写真・長岡市米百俵財団提供。
小林さんは、阿賀野川流域に住む新潟水俣病被害者の姿を描いた映画「阿賀に生きる」(佐藤真監督)の撮影や、アフリカのストリートチルドレンを描いた映画「チョコラ!」の製作など、ドキュメンタリー映画を通じて教育や福祉の問題を広く発信。市内での講演活動やアフリカの子供たちとの交流・支援を続けている。
選考委員長で作家の半藤一利さんは「地味な活動だが、人間と自然との共生を訴えているところがすばらしい。(選考委員5人の)満場一致だった」と評価した。
表彰式は米百俵デーの6月15日に長岡市内で行われる。
3月15日朝刊
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