2012年に性犯罪で検挙・補導された少年は648人で、前年より23%増えたことが21日、警察庁のまとめで分かった。中学生の増加が目立っている。同庁は「スマートフォンなどを通じ、インターネットのわいせつ情報に触発された可能性がある。非行を防ぐ観点でもフィルタリングの普及を進める必要がある」と指摘している。
強姦(ごうかん)や強制わいせつで検挙・補導された少年は120人増え648人。このうち中学生は287人、高校生は157人だった。過去10年間で中学生は79人増え、高校生は39人減った。
刑法犯で検挙された少年の総数は、前年比16%減の6万5448人。10年間で55%減った。
校内暴力では、前年比102人増の1608人の児童と生徒が検挙・補導された。00年以降の13年間を見ると、中学生と高校生が減った一方、小学生は4人から54人に増えた。
[時事通信社]
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