新潟県では、県内で採取された野生きのこの放射性物質検査を行い、結果を公表しています。
10月18日の検査で、湯沢町で採取された「シロヌメリイグチ」という野生きのこから食品衛生法の基準(100Bq/kg)を超える450Bq/kgの放射性セシウムが検出されました。(同日公表済み)
この野生きのこは検査のために採取されたもので、栽培・販売されてはいません。(シロヌメリイグチは食べられるきのこですが、傷みが早いため一般には流通しません。)
これまで湯沢町を含め新潟県内で採取された他の野生きのこで基準を超えたものはありませんが、新潟県では、念のため当分の間、湯沢町で採取された野生きのこの出荷と食用の自粛を要請したところです。(野生きのこは種類の見分けが難しいことから、「野生きのこ」全体が対象となります。)
新潟県では、湯沢町産の野生きのこについて引き続き調査を実施し、結果を公表していく予定です。
なお、国の原子力災害対策本部は、放射性セシウムの検出状況を踏まえ、いくつかの県に対し野生きのこの出荷を制限する指示を出しています。10月22日現在で指示を受けているのは、福島、岩手、宮城、栃木、群馬、埼玉、長野の7県の一部地域です。
野生きのこを採取する際は参考にしてください。
(参考)10月18日新潟県公表資料
http://www.pref.niigata.lg.jp/syokuhin/1350511306388.html
(参考)林野庁ホームページ
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/tyuui.html
いただきます!にいがた食の安全・安心通信 第260号より