エステーは、検出形式に「CsIシンチレーション式」を採用して感度を向上しながら、高価格品と同等の測定時間を実現した放射線測定器「エアカウンターEX」を6月20日より、自治体や学校、教育機関、除染事業者などを対象に発売すると発表した。個人向けには、8月初旬にインターネット通販で発売する予定で、販売価格は1万9,800円。
従来の製品は、検出方式にSi半導体を採用していたが、「家庭用放射線測定器」第3弾となる同製品ではより高性能である「CsIシンチレーション式」を採用した。これにより、Cs137の測定感度が高まった。測定時間は既存の「エアカウンターS」の最長2分に対し4分の1の約30秒に短縮されている。
精度も±15%と従来製品の±20%よりも高くなっており、低線量時でもより精度の高い測定ができるほか、移動しながらでもホットスポットを高精度に特定できるという。測定範囲は、現行機種の0.05μSv/h~9.99μSv/hから、 0.01μSv/h~99.9μSv/hに広げて、除染事業者などの高いニーズにも対応した。
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