米菓製造業「阿部幸製菓」(小千谷市)は、新潟大教育学部付属長岡中学校(長岡市)と共同開発した「かんずり柿の種」を発売した。かんずりは妙高市に伝わる香辛調味料で、まろやかな辛みが特徴。地元の土産品として販路の拡大を目指している。
同校が地域の活性化を目的に、文部科学省の指定を受けて設置された「社会創造科」の授業の一環。
生徒が「新潟をアピールできる変わった味の柿の種を作りたい」と提案し、同社が快諾した。生徒は週1回の商品企画会議にも参加。南蛮エビ(甘エビ)など4案の中から好評だったかんずり味を商品化し、3月に発売を開始した。
かんずり柿の種は、ゆずのさわやかな香りも楽しめ、食べやすくなっている。指導した佐藤敦教諭は「勤労体験を超える経験ができ、新しい教育システムとして有意義だった」と話す。
1袋30グラムで、6袋入り630円。県内の土産物店などで販売している。
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