環境省は23日、4月中旬にふ化したひな3羽の最新映像を公開した。巣立ちを控え、体格は親鳥とほぼ同じになった。3羽とも巣の中で力強く羽ばたいたり、1羽がバランス良く4分以上片足立ちしながら、くちばしでかかとをつついたりする姿が確認された。
同省によると、ひなは3羽とも体重約1・5キロで、成鳥に近い体重になった。巣立ちが近い現在は、給餌の量が減り、親鳥はひなの巣立ちを促しているとみられるという。
力強く羽ばたいているが、まだ飛べないため、羽ばたいた拍子に誤って巣から落ちる危険もある。同省の長田啓首席自然保護官は「足腰がより強くなってきた。巣立ちも近い」として3羽の様子に注目している。【宮地佳那子】
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