経済協力開発機構(OECD)は22日、各国の生活の豊かさを示す「より良い暮らし指標」の最新版を公表した。
日本は36か国中21位となり、昨年の19位からやや順位を下げた。トップは昨年に続いてオーストラリアだった。
指標は住居や仕事、教育など11項目の豊かさを点数化している。日本は「安全」が10点満点中9・9点で1位、「教育」が8・8点で2位と高い一方、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」が3・0点で34位だった。週に50時間以上働く長時間労働者が全体の約3割に上り、トルコの4割に次いで多いことなどが低評価の理由となった。
OECDは昨年から、国民の幸福度を国際比較する狙いで指標の作成を始めた。今年はOECD加盟34か国とロシア、ブラジルを対象とした。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20120522-567-OYT1T01051.html