【新華社】 日本の学者が11日、出生率が引き続き低下すると、理論上、1000年後に日本人の子どもの数はゼロになるとのデータを発表し、少子化対策に警告を発した。
日本政府が先ごろ発表したデータによると、今年4月1日時点で同国の15歳以下の人口は1665万人で、1年間で28万人減少した。
東北大学の吉田浩教授(加齢経済学)らは「子ども人口時計」を制作し、インターネット上で公表。カウントダウンの形で日本で子どもが1人になるまでの時間を知らせるものだ。
吉田教授によれば、日本では子どもの人口が100秒ごとに1人のペースで減少しており、このペースで子どもの減少が続けば、3011年5月5日に日本の子どもの数は1人となる。
現在、日本の人口は約1億2800万人。今年1月の予測では2060年には人口は8674万人まで、約30%も減少するとされる。
出産率低下と同時に高齢化も進んでいる。2010年、女性の平均寿命は86.39歳で、2060年には90.93歳まで伸びる見込みだ。男性の平均寿命は現在の79.64歳から84.19歳に伸びるとみられる。
日本政府が先月発表した統計によると、65歳以上の高齢者の人口比率は23.3%の過去最高となった。
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