こんにちは、美容研究家の境貴子です。
皆さん、足にお悩みはありますか? 「足は第二の心臓」と言われているように、足が全身の健康にとって重要な存在であることは昔から知られていました。老化は足からはじまるとも言われています。そこで今回は、簡単なケアで「足から若返る方法」をご紹介します。
Photo by [RAWRZ!].
加齢による筋肉の萎縮は、上半身よりも下半身のほうが起こりやすいと言われています。足の筋肉が低下すると、少し歩くだけでも疲れやすくなったり、つまずきやすくなります。「足が疲れやすくなったなぁ」と感じたら、それは「足の老化」の始まりかもしれません!
それでは、自分で感じる足のお悩みをチェックしてみましょう。
足の悩み別・老化チェック
よくつまずく
足のむくみ、だるさが取れない
椅子から立ち上がる時や座る時、ひざに手を置く
足先が冷える
ひざが痛む
トイレが近い、排尿に時間がかかる
胃腸の具合が良くない
足の筋力が低下していると、このような症状が起こりやすくなりますので要注意です。「疲れるから」と動かないでいると、筋肉の萎縮がどんどん進んでしまいます。かといって、わざわざ運動する時間を費やせないという方が多いと思いますので、オフィスや家でもできる、簡単で効果的に足の筋力をアップさせる若返りストレッチ方法をご紹介します。
簡単!足の若返りストレッチ
椅子に深く腰をかけ、ひざがおへその高さにくるぐらい大きく足を上げ下げしながらその場で足踏みをする(左右交互に各10回ずつ)。
椅子に深く腰をかけ、片方の足を椅子に対して水平になるように真っ直ぐ前に伸ばした状態で5秒キープする(左右交互に各10回ずつ)
椅子の背もたれをつかみ、片足をゆっくり前・真横・後ろに持ち上げる高さまで持ち上げる(左右各5回ずつ)
足を揃えて立ち、かかとを上げた状態で5秒キープし、かかとをゆっくり床に下ろす(10回繰り返す)
この簡単なストレッチを1日1~2回行うことで、知らないうちに筋力がアップしていきます。1ヶ月も続けていただけば疲れにくい体を作ることができますので、ぜひ実践してみてください。
ストレッチのほかにとても大事なことは「歩くこと」です。足の筋肉を動かす日常運動の中で最も基本的で重要な運動です。歩くことで筋肉収縮と弛緩を繰り返し、血管にポンプ作用を起こし、血液循環を良くしてくれるので、疲れを溜め込まない健康体になれます。オススメのウォーキング方法を以前のコラムでご紹介していますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
また足のツボは数多くありますが、ぜひ覚えていただきたいのが「足三里(あしさんり)」のツボです。足三里とは、ひざのやや下にあるすねの骨のふくらんだ部分から2~3cm外側の部分のこと。このツボをゆっくり押すことで、胃腸の働きを調整し、体調を整える効果があると言われています。
かの俳人、松尾芭蕉も健康な足の維持と体調を整えるために「足三里」にお灸をすえながら旅を続け、「奥の細道」を残したと言われています。いまも重要なツボとして重宝されていますので、ぜひ試してみてください。
肩や背中に疲れを感じた時に、自分で手軽にマッサージするのは困難ですよね。それに比べて足は自分でなんとかケアできる部分です。疲れを感じたら、まず足を触って気持ちいいなと感じる場所を擦ってあげたり、ツボをゆっくり刺激してあげましょう。そうすると、全身の疲れが緩和されていきます。
簡単なストレッチをするだけで筋力がアップし、知らず知らずの間に若々しい体がつくれますので、ぜひお試しください。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/medical/lifehacker_23189.html