来月２１日の金環日食を前に、日本眼科学会と日本眼科医会は２６日、東京都内で記者会見し、日食観察による目の傷害を防ぐ注意点を公表した。
金環日食は、太陽の中央部分が月に隠れ、太陽がリング状に見える現象。観察方法によっては太陽光で網膜の一部が傷つき、視力が低下したり、ものがゆがんで見えたりする日食網膜症を引き起こすことがある。 対策として、両学会は〈１〉じかに太陽を見ない〈２〉専用の日食メガネを使う〈３〉目に違和感を感じたら観察を中止するなどを挙げた。黒いガラスや下敷きは、光を十分遮断できないため使わないよう求めている。
日本眼科学会常務理事の大鹿哲郎・筑波大教授は「特に子どもの目は傷つきやすいので、保護者や教師らの指導のもとで観察してほしい」と訴えている。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120426-567-OYT1T01181.html
