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“愛される年賀状”を書く、5つのコツ

「年賀状はメールで」という人も増えているが、やはり心のこもった年賀状が届くとうれしくなるもの。年賀状は上司や先輩など、日ごろお世話になっている人に感謝の心を伝えるいいツール。年賀状の基本マナーを改めて確認しておこう

◆改めて知っておきたい年賀状のルール

1。日ごろお世話になっている人には必ず出そう仕事関係では直属の上司、部内の先輩、関係の深い取引先など、プライベートでは恩師、親戚、離れて暮らす家族には出したいもの。面と向かっては言えない感謝の気持ちも、年賀状ならすんなり伝えることができるはず

2。1月3日までに届くように早めに投函を基本的には元日に到着するのが理想。それが無理なら、遅くとも3日までに着くように12月28日までには投函しよう。相手に早く届くほど「あなたのことを大切に思っている」という気持ちが伝わるものなので早めに準備を

3。松の内を過ぎたら寒中見舞いに年賀状を出していいのは松の内(関東では1月7日、関西では15日)まで。それ以降は寒中見舞い(2月4日まで)を出す。出していない人から年賀状が届いた場合も、遅れたお詫びなどを書いて寒中見舞いで返事をしよう

4。仕事用と私用の年賀状は別にする仕事相手に送る年賀状と親戚や友人に送る年賀状は別々に作るのが基本。家族ぐるみで付き合いのある上司や同僚であれば、プライベートの写真入りの年賀状を送っても許されるが、それ以外は仕事用の年賀状を送ること

5。相手の家族に読まれて困ることは書かない年賀状は相手の家族の目にも触れるもの。相手のご両親、パートナーが見て驚く内容は書かないのが鉄則。おめでたいお正月にふさわしくない離婚、病気、倒産、業績不振などの話題は、相手に不快感を与えるのでNG年賀欠礼の対応方法

●誰に出せばいい? 仕事関係の人には出さなくてもいい 親族が亡くなった場合に出すものなので、プライベートで付き合いのある相手に出すのが基本。一般的には取引先や顧客には出さない

●喪中の範囲は? 父母、兄弟姉妹、配偶者、配偶者の両親まで 喪中の範囲になるのは父母、兄弟姉妹、配偶者、配偶者の両親まで。祖父母、義理の兄弟姉妹はケース・バイ・ケース。一緒に住んでいたのか、家族間で同じように喪中にするのかなどによって決める。伯(叔)父、伯(叔)母、曾祖父母はほとんどの場合、喪中にしない

●年賀状が届いたら? 寒中見舞いにしてお返事する 取引先の担当者など、喪中ハガキを出さなかった相手から年賀状が届くこともある。この場合は、寒中見舞いで返事しても失礼には当たらない

●いつまでに出すべき? 相手が年賀状を書く12月初旬までに 喪中ハガキは11月中に作成し、12月頭には送るようにしたい。年賀状を欠礼するお知らせなので、近況報告は書かないのが基本。もらった人は、喪中の人には年賀状を送らない

この人に聞きました

渡辺由佳さん 話し方・ビジネスマナー講師 テレビ朝日のアナウンサーを経て、フリーアナウンサー、話し方講師として活躍中。著書に『サクサク書けるビジネスメール入門』(かんき出版)、最新著書に『会話力の基本』(日本実業出版社)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111128-00000001-woman-ent

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