政府の中央防災会議が11日午前、野田佳彦内閣発足後初めて開かれ、各府省の防災対策の調整機関として、関係閣僚が参加する専門調査会「防災対策推進検討会議」を新設することを決めた。首相は「従前の想定を超える災害にも耐えうる防災対策をしっかりと作っていきたい」と強調した。
会議では、東日本大震災を教訓に対策を検討してきた専門調査会の河田恵昭座長(関西大教授)が、最大級の地震や津波に備えるよう求める最終報告を説明し、関係閣僚が今後取り組む防災対策の方針などを確認した。
新設の専門調査会について、平野達男防災相は会議後の記者会見で「省庁間で情報共有がいまだにきちっとされていない。統括する役割を期待したい」と述べた。今月下旬にも第1回会議を開き、来年夏に最終報告をする。
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