日本の伝統や文化を守り誇りある国づくりを進める「日本会議見附支部」の発会式が10日、見附市のホテルつるやで行われた。同支部は7月31日付で設立し、会長には富山昇氏が就任した。当面、会員数50人を目指す。日本会議県本部の傘下では9番目の支部になる。
発会式では冒頭、会員らが東日本大震災の発生から半年がたつのに合わせて震災犠牲者に黙祷(もくとう)をささげた。
富山会長はあいさつで、「日本会議は日本の歴史と文化に基づく誇りある国づくりを進めている。その理念を踏まえ、見附でも子供たちがこの国に生まれてよかったといえるような活動をしていきたい」と述べ、支部の発展を誓った。
日本会議は合計200万人分の署名を集め、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件などに対する法令整備、自衛隊などの領海警備などを求め、国会に提出する。見附支部では最初の活動として、10月中旬までに1千人分の署名を集める予定だ。
発会式後、同事件の現場映像をインターネット上に流出させた元海上保安官、一色正春氏が「日本の危機と私たちの覚悟」と題して記念講演を行い、「中国漁船の領海侵犯は日常茶飯事で、(放置しておくと)中国の圧力がどんどん高まる。政府ははっきり態度を示すべきだ」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000070-san-l15