新潟・福島豪雨で被害を受けた五十嵐、刈谷田両川や流域河川の復旧方針について話し合う県の「新潟・福島豪雨対策検討委員会」(委員長・玉井信行金沢学院大大学院教授)の第1回会合が8日、三条市内であり、専門家の委員による現地視察が行われた。
視察には、委員6人のうち4人が参加し、堤防が決壊した三条市江口の五十嵐川や、氾濫が起きた長岡市上塩の塩谷川など計13カ所を見学。補修のため積み上げられた土のうの前で、県の担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。
今回の豪雨では、9カ所で堤防が決壊、河川の施設被害が8月30日時点で1517カ所に上ったほか、上流部や支流を中心に氾濫による住宅や農地への浸水被害が起きた。事務局の県河川管理課は、こうした上流部などでの氾濫により下流部の負担が軽減された可能性を念頭に復旧方針を考えていくよう提案した。
検討委は、10月をめどに、復旧方針をまとめる予定。
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