[ カテゴリー:子育て ]

被災地に子どもの遊び場を=「家にこもらないで」―母親サークル立ち上げ・宮城

津波をかぶった公園、遺体安置所になった体育館―。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で、子どもの遊び場を確保しようと、子育て中の母親が中心となりサークルを立ち上げた。育児の悩みを一人で抱え込まないよう親同士が話し合える場をつくり、地震や津波の被害に遭った子どもの心のケアにも取り組む。
「子育て支援ベビースマイル石巻」の代表荒木裕美さん(32)は、2歳の男の子の母。今月中に2人目が生まれる予定だ。震災前は市の体育館で親子体操に参加していたが、震災後に遺体安置所や支援物資置き場となり中断した。
「公園や施設で親子が遊べなくなると、家にこもってしまう」。親子が社会から孤立しないよう遊び場の必要性を訴える。
ベビースマイル石巻は月2回、市内のスーパーに併設された集会室を利用。親子で体操をするほか、おもちゃで遊んだり、絵本を読み聞かせたりする。母親たちが子育てについて話し合う姿も。会員だけでなく、誰でも自由に出入りできる。
娘2人と訪れた武山真美さん(30)は「いつも使っていた公園は津波をかぶり遊べなくなった。公園探しのためドライブまでした」と話した。
鈴木久美子さん(31)は、震災前に市体育館の親子体操に参加していた。「震災後は上の子は食べることに貪欲になり、下の子も母乳を飲む回数が増えた。不安だったと思う」と明かす。
荒木さんは「子どもは余震があるたび怖がっている。震災がストレスを与えている可能性がある」と話す。7月には精神科医を招き、子どもの心のケアの話を聞く。子どもへの接し方について話し合う機会を持つ予定にしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110613-00000008-jij-soci

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