東京電力福島第1原発事故の影響などで福島県から新潟県に避難している人たちを対象にした、仮設住宅などへの移行方針について両県担当者による説明会が7日、上越市で開かれた。
説明会は2日の燕市を皮切りに県内各地で開かれている。上越市頸城区のユートピアくびき希望館での説明会には福島県南相馬市民ら約60人が出席した。避難者からは「仮設住宅に入っても仕事はなく、生活できない」などの不満が聞かれた。
福島県担当者は同県内の避難所になっている体育館、公民館やホテルの使用を順次縮小し、8月中には仮設住宅や民間賃貸住宅を借り上げて仮設住宅とする「借り上げ仮設住宅」に移転してもらう方針を示した。新潟県内に残る避難者にも同県内の借り上げ住宅に移ってもらう考えだ。
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