結婚は必要? 必要じゃない? ――朝日新聞ジョブラボが働く女性を対象に実施したアンケートで、一般論として結婚が必要かどうかを尋ねたところ、「必要」とする人は6人に1人にとどまり、「必ずしも必要ない」と考える人が最も多く43.9%だった。「必要」「どちらかといえば必要」と考えている人が半数を超える一方、「必要ない」「必ずしも必要ない」と考える人も46.5%と拮抗し、結婚観が二分していることがわかった。264人が回答した。
年代別にみると、傾向に違いが現れた。20代では「必要」「どちらかという必要」と考える人が58.0%なのに対し、30代では52.0%、40代では42.1%となり、年代が上がるほど結婚を必要と考える人が少なくなっている。
一方、既婚者に限ると、「必要」「どちらかといえば必要」と答えた人の割合が50代で最多となり、8割を超えた。次いで40代後半が6割強、30代前半で6割弱だった。40代前半では約4割となっており、年代あるいは世代による違いが浮き彫りになった。
結婚や出産、子育てなどの転機が重なる「30代前半」という年代と、老後や介護を意識する「40代後半」以降という年代では、結婚が「必要」だと考える傾向が強まる、と見ることもできるし、雇用機会均等法以降でバブル期前後に社会人になった世代と、それ以外の世代とに価値観の差がある、とも考えられる結果となった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110425-00000001-joblabo-soci