島根県出雲市は17日、市トキ分散飼育センターで、国の特別天然記念物トキのペアにヒナ1羽が誕生した、と発表した。
同センターでの孵化(ふか)は初めて。
親鳥は、佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)から今年1月、分散飼育のために移された9歳の雄と7歳の雌。3月20日に産んだ卵が、この日午後2時35分頃、孵卵器の中で孵化した。ヒナは体長約15センチ、体重約63グラムで平均よりやや大きめ。性別は不明という。
国は感染症対策として佐渡島以外での分散飼育を進めており、現在、出雲市など3か所で飼育されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110417-00000625-yom-sci