東京電力は12日、東日本大震災による福島第1原発の事故を受けて実施した、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)での緊急訓練の様子を記録した映像を公開した。訓練は、津波ですべての電源が失われたという設定で11日に行われたもので、関係自治体や地元報道機関などを対象に公開された。
新たに配備された電源車による代替電源の搬入訓練や消防車を使っての原子炉への注水作業を確認したほか、海水を循環させるポンプが故障したと想定し、予備のポンプを設置するなどした。
松本純一原子力立地副本部長は「常備する電源車、消防車などは高台に配備して、人命を第一に対策を講じていく」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000004-fsi-bus_all