インフルエンザ患者、全国規模で警報基準レベル超える 最多は北海道で「60.97人」
季節性インフルエンザの1定点医療機関あたりの患者報告数が全国平均で「33.72人」となり、今シーズン初めて全国規模で警報基準レベルの「30人」を超えました。
厚生労働省によりますと、10日までの1週間に報告された1定点医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は全国で「33.72人」となり、前の週の「26.72人」から増加しています。
「9.67人」だった沖縄県を除く、すべての都道府県で「20人」を超えていて、注意報基準レベルである「10人」を超えています。
北海道と32の県で警報基準レベルの「30人」を超えています。
患者報告数が最も多かったのは北海道の「60.97人」で、次いで宮城県が「57.49人」でした。
全国におよそ5000ある定点医療機関から新たに報告された患者数は16万6690人でした。
幼稚園や学校などでは、前の週のおよそ1.4倍となる6382施設が休校や学年閉鎖・学級閉鎖となりました。
新型コロナの1定点医療機関あたりの患者報告数は全国で「3.52」人で、3週連続で増加しています。
厚生労働省は、年末年始の人の動きが活発になる時期に向けて、引き続きマスクの着用や手洗い、部屋の換気など基本的な感染防止策を呼びかけています。