[ カテゴリー:災害 ]

「9日の地震が前震?」 気象庁会見詳報

気象庁が11日午後4時から行った、横山博文地震津波監視課長の主な会見内容は以下の通り。

「余震の発生地域が重なっているので、分離が難しく、回数など言えない。余震活動が活発な状態は続いている」

「3月9日のマグニチュード(M)7・3の地震の南西側で発生している。M7・3という地震の直後に大きな地震が発生した事例はあまりない。特異な事例かもしれない。詳しく解析しないと分からないが、非常に近い場所で起こっているので、9日の地震が前震といえるのではないか」

--今後の余震は

「M7を超え、津波が警戒されるような余震が起こる可能性がある。おおむね1週間ぐらいで可能性は低くなるが、この程度の地震の場合は1カ月ぐらいは気をつけた方がいい。余震活動の全貌が見えていないので、どういう広がりをもっているか分からないが、断層の長さは数百キロに及ぶ可能性がある」

「宮城県沖が震源だが、そこから北や南に何百キロという地域が地震の破壊を受けている可能性があって、その領域で余震が起きている可能性がある。前震の活動は宮城県沖に限られていたが、今後はもう少し広い範囲で起こる可能性がある」

--30分後に茨城県沖を震源とする地震が起きているが

「現時点では関係は分からない。余震かもしれないし、そうでないかもしれない」

--余震で想定される震度は

「今回、震度7は1カ所だったので、7までということはないと思うが、6弱程度はないとはいえない」

--発生の仕方も同じか

「発生のメカニズムは、西北西と東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、10日、9日の地震も同様だった。同じプレート境界が破壊されたとみられる」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110311-00000745-san-soci

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