子どもは失敗したり怒られたりすると、よく人のせいにしますよね。「お友達が〇〇したから」「だって〇〇なんだもん」と。
何かにつけて言い訳をして、その場しのぎをするのはまだ幼い時は仕方がないことです。しかし、そのまま大きくなってしまっては、自分のやったことに責任を持てない大人になってしまいます。
もしかしたら、あなたの周りにも思い当たる人がいるかもしれません。
そうなのです。自分のやったことに責任を持ち、悪いことをしたときには謝ることができるようにならないと、大人になったときに困るのはもちろん、子どもだってお友達と上手に付き合っていくことができないのです。
そこで今回は、『WooRis』の過去記事と海外情報サイト『Parents』を参考に、“我が子を責任感のある子に育てる方法”を3つご紹介します。
1:原因と結果を認識させる
“夜遅くまで起きていたらか朝起きられない”、“一生懸命練習したからかけっこで一等賞が獲れた”など、“これをやったからこうなった”という流れを日頃から子どもに意識させましょう。
そうすることで、何かが起きた場合それは自分がこうしたからだ、という責任を感じることができます。また、何をしたらどういう結果につながるかという想像もできるようになるのです。
子どもの行動だけでなく、ママ自身も日頃からそのことを口に出すようにして、お手本となってみるのもいいでしょう。
2:謝りやすい雰囲気をつくる
子どもが何かやってしまったとき、つい、子どもが自己申告したり謝ろうとする前に、子どもを責める雰囲気を出してしまっていませんか?
そうなってしまうと、子どもが失敗を認めて謝る機会を逸してしまいます。せっかく自分の責任だと認識できているのに言っても言わなくても怒られるならやめようと思ってしまうのです。
失敗は誰にでもあること、それに気づいて次から気をつけることが大切なのだと教えるのがママの役目です。やってしまったことを怒る前に、子どもが正直に打ち明けることができる雰囲気作りに努めましょう。
3:どんな時でもルールは厳守
子どもが正直に責任を認めたとしても、ペナルティを与えないといけないときはきちんと実行しましょう。
たとえば、おやつを食べ過ぎて夕飯が食べられなかったら、次からどんなにせがまれてもおやつは増やさない。おもちゃを片付けなかったら、暫くそのおもちゃでは遊ばせないなど、ある種の罰を与え、身を以て決まりを覚えさせましょう。
そうしないと、本当の意味でも責任感は芽生えませんし、親の威厳も保てなくなります。
可愛い我が子ほど、きびしく接することも必要です。
以上、“我が子を責任感のある子に育てる方法”をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。責任感というのは一度や二度で身につかないものですが、子どもだけでなくママ自身が態度で示すこともとても役に立ちます。
そして、悪いことをしたときだけでなくいい結果が出たときも、それはあなたがこうしたからよ、とその因果関係を示して褒めてあげましょう。そのバランスこそが子どもにはとても大切で、子どもの自信にもつながるでしょう。
ぜひ試してみてください。
(ライター 吉田和充)