県内で16日から22日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は前週の2倍近くに急増し、1つの医療機関当たりの平均患者数は19・60人にのぼり、26日に学年・学級閉鎖をした小中学校などは54校を数えた。県は国の基準(10人)を超えた前週に今季初の「注意報」を既に出しており、手洗いの徹底などを呼び掛けている。
県健康対策課によると、定点観測の対象としている県内92の医療機関から報告された患者数は計1803人と、前週(9~15日、平均患者数10・51人)の967人と比べ約1・86倍となった。
県内の13保健所管内のうち最も平均患者数が多いのは35・60人の柏崎で、佐渡(27・67人)、南魚沼(26・00人)など10管内で注意報のレベルを超えている。
26日にインフルエンザで学級・学年閉鎖をした学校(国立を除く)は午後3時の集計で、小学校40▽中学校12▽中等教育学校2。
今季の患者数は、大流行の発生・継続が疑われる「警報」(基準は30人)が平成28年2月3日に発令された昨季と同じ傾向となっている。県は「人混みを避け、手洗いを徹底し、マスクを着用することが防御策の一つ」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000031-san-l15