京都大などの入試で発覚した「質問サイト」を使った不正は、試験官の監視の目をかいくぐり、短時間で大量の問題が投稿されていた。投稿された文章の横には携帯電話のマークが表示され、“発信源”は携帯電話とみられる。
京都大では携帯は電源を切ってかばんにしまうよう指示、試験中は試験官の目が光る。京都大の会場では多いところで5~6人を配置。「不審な動きがあれば気付くはず」と広報担当者は首をかしげる。
投稿後にネット上で騒ぎが広がり始めた26日午後1時半すぎ、掲示板には「開始直後に携帯でよくこんなに長文打てるよな」と書かれていた。「問題をカメラで撮り、外部に送るなど複数がかかわった可能性も否定できない」と文部科学省の幹部は険しい表情を浮かべ、「他の大学に広がっていても不思議ではない」として、携帯の持ち込み禁止など監督態勢の見直しを強調している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110227/edc11022717580002-n1.htm