2020年東京パラリンピックを会場やテレビで観戦したいと考えている人が7割を超えることが都の世論調査で分かった。一方で、障害者スポーツに「関心がない」とした人は「関心がある」人を上回る半数近くに上っており、障害者スポーツの普及に向けた一層の工夫が求められそうだ。
調査は8~9月、都内に住む20歳以上の男女1900人に聞き取りで実施した。東京大会を観戦したいかという問いに対し、「観戦したい」と答えた人は72・3%。「競技会場で直接観戦したい」が16・1%、「テレビやインターネット中継」が43・6%だったが、残りの12・6%は「観戦したいが、方法が分からない」と回答した。
また、障害者スポーツに「関心がない」「あまり関心がない」とした人は計48・8%で、「関心がある」「やや関心がある」とした人計44・9%を上回った。関心を高めるための取り組みについては、「大会のテレビ中継」(47・4%)や「プレーを間近に見る機会があること」(28・3%)などが挙げられた。
調査を受け、都オリンピック・パラリンピック準備局の担当者は「まずは競技やルールを知ってもらいたい。来夏はリオデジャネイロ大会があるので選手の活躍を通じて、一層の普及に努めたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000011-san-l13