JR東日本と十日町、小千谷市は8日、6月末に期限を迎える
信濃川発電所の水利権使用許可更新に際し、
取水ダムからの放流量を水利権取り消し前に比べ大幅に増やし、
毎秒40トン以上などとする覚書に調印した。
覚書に基づきJR東は、国土交通省に許可更新を申請した。
JR東は、信濃川発電所の不正取水発覚をきっかけに
平成21年3月に水利権が取り消され、翌年に
試験放流による環境調査を条件に水利権を再取得していた。
両市は、再取得以来のJR東の対応について
「環境調査や地域共生策に真摯に取り組んだ」
などと評価して使用許可の更新に同意した。
覚書によると、取水ダムからの放流量は毎秒40トン以上。
6月1日から11月10日までは河川水温上昇やサケ遡上(そじょう)
などの環境影響に配慮しながら、同60トン程度に増量する。
水力発電に必要な取水量は従来と同様、最大約317トンとした。
水利使用期間は10年間。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150509-00000000-san-l15