[ カテゴリー:天体観測 ]

火星危機一髪、大接近サイディング・スプリング彗星

SKYMAXです。

実は今月の20日未明、火星にサイディング・スプリング彗星が大接近しました。

一時は激突する可能性が指摘され、世界中の天文台が注目していました。

10月20日未明、火星のすぐ近く、僅か14万kmを 直径50km(推定)の彗星が通過したのです。

かつて地球でも、直径数十kmの隕石の衝突により恐竜などが絶滅したことがありました。

それが今の火星で起きる可能性があったのです。

 

 

 

 

この画像は、火星にサイディング・スプリング彗星が接近している様子を撮影したものです。

西の空低い火星のすぐ近くに淡い彗星の姿が確認出来ました。

八方台の山頂から、無事に火星のすぐ近くを通過する彗星の姿を捉えたとき、私は感無量でした。

幸いにも、サイディング・スプリング彗星の火星への大接近は無事に終わりました。

何事もなかったかのように彗星は火星から離れていきました。

私たちが予期しない災害をよく『青天の霹靂』と言います。

太陽系には無数の小惑星や彗星があります。

毎日沢山の微小な天体が地球に降り注いでいますが、数年に一度、小惑星が地球に大接近しています。

日本でも専門家が日夜小惑星を捜索して、軌道を計算しています。

まだ 専門の研究機関から、社会に警報が発せられたことはありませんが、私はいつかそんな日がくると確信しています。

幸いなことに、地震とは異なり、天体の姿を事前に捉えることがある程度は可能です。

危機は予知可能なのです。

日本は小惑星の発見数は世界中でもトップグラスです。

日本は欧米との位置関係から重要な観測地です。

しかし、中国・韓国はこのような分野への貢献意識が低いのが実態です。

過去にアジア地域から発見された小天体のほとんど全てが日本で発見されています。

中越地震や東日本大震災の発生した日が近づくと、マスコミは地震への警鐘を鳴らします。

それはもちろん大切ですが、地球外からの脅威にも真剣に取り組むべきです。

地震と異なり、被害は世界規模に及ぶからです。

生命の大量絶滅に繋がるからです。

しかし、幸いなことに、小天体は軌道が計算可能なのです。

・・・発見さえ出来れば。

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