満月が通常よりも大きく、明るく見える「スーパームーン」と呼ばれる現象が23日夜、国内各地で観測された。
スーパームーンは、楕円軌道を回る月が地球に近づいたために起きる現象で、ほぼ年に1回観測される。23日午後8時すぎに月と地球の距離が約35万7千キロと今年最も近づき、満月のタイミングとも重なったため、スーパームーンとなった。
米航空宇宙局(NASA)によると、通常の満月に比べて大きさが14%、明るさが30%増すという。
東日本大震災の津波に耐え、復興の象徴となった岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の近くでスーパームーンを見ようと、同県大船渡市から訪れた中野貴之さん(43)は「(修繕工事の)囲いが取れた後きちんと見られて良かった」と喜んでいた。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130623/scn13062321310003-n1.htm