沖縄・尖閣諸島沖で昨年9月に中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、第11管区海上保安本部(那覇市)は10日、中国漁船の中国人船長に対し、巡視船の修理代など1429万円の損害賠償を請求する文書を送った。
11管によると、10日に請求額などを記した納入告知書を発送した。請求の内訳は、衝突で損傷した石垣海上保安部所属の巡視船「よなくに」の修理代531万円や、「みずき」分の708万円などという。
中国人船長は昨年9月8日に公務執行妨害容疑で逮捕された後、9月25日に処分保留で釈放された。今年1月21日、那覇地検が不起訴処分(起訴猶予)にしたと発表している。
http://www.asahi.com/special/senkaku/SEB201102100039.html