２２日午前０時５分頃、小千谷市桜町の市道で、近くに住む会社員西村秀俊さん（５２）がうつぶせに倒れているのを通りかかった女性が発見し、近くのコンビニ店の男性店長が１１０番した。西村さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。死因は複数の骨折による呼吸障害と外傷性ショック。小千谷署と県警捜査１課などは、西村さんが発見された現場付近で、西村さんに暴行を加えたとして、市内の会社員の男を傷害の疑いで緊急逮捕した。
　発表によると、逮捕されたのは近くの会社員金子正典容疑者（３６）。金子容疑者は２１日午後１０時過ぎ、同市桜町の路上で西村さんの顔面などを素手で殴ったりけったりの暴行を加え、ケガを負わせた疑い。金子容疑者は「西村さんを殴って立ち去った」と容疑を認めているという。同署などは、傷害致死容疑に切り替えることも視野に入れて捜査を進めている。
　西村さんは１人暮らしで、市内の機械整備会社に勤務。県外出身で、出稼ぎに来ていたといい、西村さんと金子容疑者は、それぞれ別々の会社から同じ作業現場に派遣されて働いており、顔見知りだった。西村さんと金子容疑者は２１日夜、現場の同僚ら１０人以上と市内の飲食店で酒を飲み、その場で口論となり、同僚から静止される場面もあったという。
　近くの居酒屋に勤める３０歳代の女性は２１日午後１０時１５分頃、勤務を終えて車で現場近くを通りかかった際、もみ合う２人の男の姿を目撃。もみ合った後、一方の男がもう１人の男に馬乗りになって顔面あたりを何度も素手で殴っていたという。女性は「酔っ払いのケンカかと思っていたが、あのとき通報していればよかった。まさか死んでしまうとは。怖い」と声を震わせた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110123-OYT8T00128.htm

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