SKYMAXです。
先ほどは金環日食の注意事項からご案内しました。今回は逆に簡単で安全な楽しみ方をご紹介します。
目を痛めないで日食を見る最も安価で手軽な方法は、ピンホールカメラの原理を利用することです。ピンホールカメラ・・・普通の方はあまり馴染みがないと思います。もし、財布の中にクオカードがありましたら、机の上にかざしてみてください。
丸い穴から光が漏れて、カードの影に丸い光があたります。そのカードをそのまま机から離してみてください。丸い光が次第に細長い形に変わります。この形は室内の蛍光灯の形です。
照明の形により、この時に現れる像が変わります。
これがピンホールカメラです。小さな穴から漏れた光が像を結びます。 レンズは一切必要ありません。この現象を太陽に応用すれば、簡単・安価・安全に太陽の欠けた様子が観察出来ます。
このピンホールカメラは至るところに存在します。
木漏れ日、ブラインドから漏れた光、障子や木戸から漏れた光。そこら辺にある紙に穴をあけただけでも構いません。 ただし、事前にリハーサルをされることをオススメします。
子どもさんが誤って、ピンホールから直接太陽を覗かないように、教えてあげてください。
この方法なら、日食メガネは要らないのですが、やはり人間は好奇心の塊です。 日食メガネはご用意した方が良いと思います。